観光学・文化継承コース

※このコースは2021年度までの設置です

文化伝統が息づく金沢が舞台。
観光や交流の視点で地域を考える。

地域づくりに果たす観光の役割が重要視される今日、地域における観光振興や観光地の環境づくりが求められています。本コースが目指すのは、地域的課題に対する調査・分析能力を習得し、社会の将来を見据えた持続可能な観光を構想できる人材を養成すること。世界と地域の両者へのまなざしをもちながら、地域の観光と住民の実生活の両立への貢献を目指します。

コースの理念・目標

地域の個性の発見と観光を通じた地域づくり。

観光形態が多様化するなかで、それを統合的に捉え、観光を通じた豊かな社会を実現するための研究と教育を行います。文化資源に関わる知識や技術を習得し、地域に継承される豊かな文化伝統の価値を発見・評価し、観光やその他の人的交流を通じて観光計画や地域活性化への提言として表現し、よりよい地域の創造に貢献できる人材を育てることを目標としています。

カリキュラムの特色

地域観光を創造する理論と実践的なフィールドワーク。

「地域文化論」や「地域経営論」、「コミュニティ・デザイン論」の3つの専門領域における体系的な科目とともに、観光に関連する幅広い領域にわたる講義科目を用意しています。また、より実践的に観光の現場を学ぶため、文化や伝統、観光資源が豊富な金沢など周辺地域での実践的な実習を重ね、理論と実践をバランスよく学べるカリキュラムを構成しています。

目指す人材

新しい観光の姿を構想し地域振興に資するリーダー。

観光を通じた地域の文化的価値の維持発展・活性化に寄与できる人材として、多彩な分野にわたる専門知識を有し、多様化・複雑化している観光の全体を捉え、地域の問題を解決できる能力を身につけた人材を育てます。また、多様な人が交流する観光現象を幅広い視点から理解し、社会の様々な人と共生できる感受性、対話力、洞察力を備えた人材の育成を目指します。

主な進路