専門性と総合性をもった地域のリーダーを目指そう

金沢大学
人間社会学域
地域創造学類長
高橋 涼子

 地域創造学類は2008年に設立されて以来、フィールドとしての地域への実践的な関わりを蓄積し、公務員や企業などの一員として地域で活躍する人材を送り出してきました。また卒業後も経験を積みネットワークを広げて、地域課題解決に取り組むユニークな活動を行っている先輩たちがいます。(ウェブサイトの「★先輩のキャリアの話を聞こう★」も参照して下さい。)

 この間、私たちが暮らしている地域を取り巻く環境のグローバル化はいっそう進み、身の回りの地域課題も、よりグローバルな背景と複雑な要素を多く含むようになってきました。個別の地域課題に限定された学びではなく、地域創造学類が目指す、総合的・統合的な地域理解と課題解決に取り組むために、新たなプログラム制のカリキュラムを2022年度から実施しています。

【ポイント1】従来のコース制から、現代的な課題と学生自身の将来像に重点を置いた2つの科目群へを再編し、それぞれの科目群から核となるプログラムを選択的に学修することによって、学生自身が主体的に学ぶ対象と自分の進路を考えながら取り組むカリキュラムです。

【ポイント2】地域と地域のさまざまな問題を理解し専門的知識を修得する地域課題科目群に、現代社会が対応すべき人と自然、人と地域、人と人の課題に取り組む「人と自然の共生」「地域協働」「共生社会」の3プログラムを設け、核となるプログラムの学びを深めるとともに、他のプログラムの科目も横断的学び、各地域課題の間の関連性や相互性も理解していきます。

【ポイント3】自分の将来像を意識し地域づくりのリーダーとしての素養を修得する地域創造科目群に、公務員など政策立案に関わる進路を想定した「公共政策プログラム」と、企業や非営利団体、NPOなど民間の立場から地域と関わる進路を想定した「地域マネジメントプログラム」を設け、自分の活躍の場で必要とされる知識と手法を学びます。核となるプログラムの学びを深めるとともに、他のプログラムの科目も横断的に学び、公と民の関連性や相互性も理解していきます。

【ポイント4】地域創造学類が蓄積してきた実習やインターンシップ等,フィールドとしての地域への実践的な関わりと、少人数教育による演習などきめ細かな学修支援により,選択した地域課題に関する深い学びと現場での実践力を身につけます。

【ポイント5】興味・関心あるプログラムの選択に向けて、それぞれのプログラムや教員の研究分野や手法を学ぶ「基礎演習」や、4年次の先輩学生たちの卒業研究発表に参加してさまざまなプログラムの研究テーマや手法に触れディスカッションに参加する「地域創造学特別演習」によって、地域課題に対する幅広い視野を養います。