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健康スポーツコースについて

授業紹介

スポーツを学ぶとは

 今日のスポーツは,私たちの生活にとって欠くことのできない重要な存在となっています。私たちがスポーツと呼ぶ身体活動は,19世紀の英国において発明され,20世紀初頭までに全世界に拡大していきました。スポーツは国や地域の実情に合わせ,また時代の要請を受け,教育や競争,余暇やビジネスとしての役割を与えられ,多様にそして急速に発展を遂げてきました。市民は健康の維持増進や生きがいのためにスポーツに親しみ,選手達はチャンピオンを目指して日々トレーニングに励んでいます。国民は国際競技会での自国選手の活躍に期待し,金メダルの獲得と感動的なプレイに惜しみない拍手を送ります。政府や地方公共団体は,健康スポーツ政策を市民社会の重要課題と位置づけ,スポーツ推進計画を策定し,地域スポーツクラブの設立を支援しながら,地域住民が健康で豊かに暮らせる社会の実現に向けて取り組んでいます。
 スポーツを学ぶことは,スポーツとは何かを学ぶことであり,スポーツが人間と社会にとってどのような役割を果たしているかを理解することです。スポーツが人間にとってもっと好ましいもの,社会にとってさらに望ましいものに発展するために,スポーツ研究が求められています。

〔健康教育学〕岩田英樹先生

 「身体に良くない」とわかっていても,ついついしてしまう行動や習慣が誰にでもあるものです。健康教育学では,学習者の健康に関する知識と,生活習慣や行動などの実践の乖離を最小にするために,どのような教育が有効なのかについて追究する学問です。生活習慣病が主な死因となった高齢化社会の我が国が,より健康的なものとなるための方策を,皆さんと一緒に考えていきます。

〔スポーツ生理学演習・実習〕増田和実先生

 あなたの身体に関する疑問は何ですか?練習すると疲れにくくなるのはなぜ?運動すると健康になるのはなぜ?等々…。運動生理学はスポーツや運動によって生じる身体の応答や適応の仕組みを探る学問です。生理学実習では,身体の謎を紐解くために不可欠な生理学・生化学の分析テクニックを学習します。生体や細胞の様々な事象を目にしたとき,身体の神秘に感動し,生理学研究がとても楽しくなります。

〔ヘルスエクササイズ〕

 従来からあるスポーツ種目に工夫を加えて幅広い層に応用したニュースポーツが考案され,健康づくりに活用されています。健康づくりの運動には大きく3つのカテゴリがあります。体操系,エアロビクス系,レクリエーションスポーツ系。授業ではこれらのカテゴリにあるニュースポーツのいくつかを実習することによって,その運動の技術を習得し,年齢や対象に応じたスポーツの指導実践が可能になるように運動の特性を理解します。

健康スポーツコース紹介ビデオ

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