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受験生のみなさまへ

福祉マネジメントで学ぶこと

誰もが安心して生き生き暮らせる社会づくりのためには,マネジメント感覚を併せ持つ福祉の人材が不可欠です。福祉マネジメントコースでは,「地域で豊かに暮らす」「住民自らが地域の福祉をつくる」ことを基本に,調査・分析・政策立案・事業計画の策定などのマネジメント能力を養います。

福祉マネジメントコースの教育目標

福祉現場で福祉の専門職(社会福祉士)として本来の役割を果たすだけでなく,地域を調査・分析し,政策立案や事業計画の策定などマネジメントも担当できる人材を養成します。そのことによって,広く福祉に関連する企業・NPO・自治体・研究機関などにおいても,福祉の専門職として,また地域づくりの専門家として活躍できる人材を育てることをめざしています。

福祉マネジメントコースで学ぶ科目

福祉マネジメントコースで学ぶ科目には,社会保障論,社会政策,医療社会学,社会福祉学,社会福祉総論,地域福祉,公的扶助論,福祉レクリエーション論などがあります。

いくつかを具体的に紹介します。

社会福祉総論 I,II(棟居徳子)

社会福祉とは何か,頭だけでなく足も使って考えるような授業を行います。

  1. 社会福祉の歴史
  2. 社会福祉の理念,原理,原則
  3. 社会福祉の法,制度の現状と問題点
  4. 社会福祉のにない手と方法,技術
  5. 社会福祉をめぐる諸外国の動向

社会保障論 I,II(村上慎司)

生活の様々な場面で,生涯にわたって私たちがかかわり続ける社会保障について考える授業です。社会保障はどのように始まったのか,なぜ必要なのか,どのように生活に役立っているのか,費用は誰が負担しているのかなど,日本や世界の制度や先駆者たちの理論などを手がかりに,考えていきます。また,医療,年金,介護,保育,障害などのそれぞれの制度の仕組みと現状についても詳しく学びます。

福祉社会学 I,II(高橋涼子)

現代社会は,年齢や性別,民族や文化,障害の有無など,多様な人々から成り立っています。授業では,こうした多様な人々の共生を実現する福祉とは,という大きな問題意識をもち,障害をもつ人,在日外国人,家族とジェンダーなどのテーマを掘り下げながら,福祉や医療をめぐる社会環境と制度の関係,地域や国際社会の取り組みを学びます。
そして,ケアやサービスを受ける人,提供する人,それぞれに多様な人々によって成り立ち多様な人間関係が展開する福祉や医療の現場のコミュニケーションを考えます。ディスカッションやグループワークを多く取り入れ主体的に学ぶ場をつくっていきたいと思います。

社会福祉士について

社会福祉士は,身体や精神上の障がいや病気があること,家庭や経済的など環境上の理由があることにより,日常の生活が過ごしづらい人に対し,相談・助言・指導・援助を行う専門職です。

社会福祉士は国家資格ですので,国家試験を受験して合格することが必要です。本コースで指定科目を履修することによって,社会福祉士国家試験の受験資格を得ることができます。

卒業後の進路

福祉マネジメントコースにはまだ卒業生がおりません。卒業後の進路として,社会福祉士,福祉施設職員,医療機関職員,福祉NPO職員,福祉関連企業社員,公務員,公共団体職員,あるいは大学院進学を予想しています。